精神科への通院
突然ですが、わたくし、精神科に通院してかれこれ20年の節目を迎えました。
初診から早21年が経とうとしております。
あの頃は若かった…。
精神科なんてきくとヤバいやつなんじゃ?
と思うかもしれませんが、今やその敷居はかなり低くなり、軽い鬱病のサラリーマン、学校へ行けなくなった学生、適応障害の新卒社員、更年期障害の中高年女性…
もう待合室なんて、普段日常生活を送ってる一般の方、どこが病んでるの分からない人で溢れています。
加えて大人の発達障害も認知度を増してきました。
子供の発達障害は主に小児科若しくは児童精神科で診療しますが、大人の場合は発達障害も診てると謳っているメンタルクリニックや病院(精神科、心療内科)になります。発達障害の方々も一見はどこが障害なのか分からない方は沢山います。
また、自身が発達とは気が付かぬまま大人になった方はごまんといます。
このご時世、StayHomeやら、自粛やらで心が疲れてしまった方もたくさんいますよね。
私が通い始めた頃なんて、本当に偏見もまだ強く一般の方々に「うつ」とか「うつ病」なんて言葉は認知されておらず、本屋さん回ってもうつ病関連の書籍なんてあっても1冊か2冊程度。
本当に今よりもエベレスト級に敷居が高かったのです。
こいつ、なんで精神科にそんな長く通ってるの?そんな話はさておいて…
(またおいおいその辺の話も記して行けたらなぁと思います)
とにかく最初に知っておいて欲しいのは精神科=精神的におかしい人、病んでる人が行くところ、じゃないよってこと。
私のように多っぴろげに精神科通ってます( •̀ω•́ )✧キリッなんて言っちゃう人ばかりじゃないので、意外にも身近に沢山いるかもよ?って話です。
早期発見早期治療
人は、乗り越えられない悲しみにうちのめされること、人生にちょっぴり疲れちゃうこと誰だってあると思うんです。
例えば親や大切な人が亡くなって、すぐに明るく元気に今までどおりにウェーイ!みたいに日常生活戻りませんよね。
誰に励まされようと声掛けられようと深い悲しみからしばらくは切り替えられない人の方が多いと思います。
そういう悲しみなどきっかけがある人もいれば、なんのきっかけもなく、ただ突然眠れない、疲れた、やる気が出ない、だるい、食べられない、仕事に行けなくなった、家事が手につかなくなった…朝起きれない、まっすぐ歩けない、etc…
色々なしんどい症状が出てくる人もいます。
働き盛りのサラリーマンがストレス過多で疲弊し色々不調が出ることもあるかもしれない。
精神科や心療内科、メンタルクリニックは、なんか特別な変わった人がいくところ、ではもうないんですよね。
むしろちょっとした不調に早く気がついて早くかかった方が後々楽になる時間も早いかもしれない。
変な先入観持たずに気軽に足を運んで、身体の病気と一緒で早期発見早期治療ができる人が増えたらいいのにって思います。
その方が本人もご家族もきっと楽になると思う。
ギリギリまで無理してまだ大丈夫と頑張ってしまったり、放置しすぎて心が疲れ果ててしまったり、精神科系にいいイメージなく偏見や変なプライドがあったり、騙し騙しに日常生活送り続けてプチンと切れてしまうと、年単位で治療が必要になるかもしれないし、入院が必要になるかもしれない。
また、芸能人の悲しいニュースのように自ら命を…と最悪の場合そうなってしまう人もいるかもしれない。
先生を心から信じられること
芸能人の悲しいニュースを見る度に、この方々がもっと早く異変に気付いて、助けを周りに求められて、代わりのいない職業だから難しいかもしれないけど、長期休養をとることが出来たのなら…早めに治療や投薬に結びついたのなら…救えた命かもしれないのに。。。いつも胸がギュッと切なく痛くなります。
だから、心がちょっと疲れちゃった時には助けてって適切なヘルプを適切な場所や人に出せること、勇気をだして病院へ足を運んでみることとっても大切だと思うのです。
敢えて自分の診察のこととか、病気のことも書いてみようと思ったのはそこです。
恥も外聞も捨てて、これが誰かの心に届くのなら…
ただ、私は医師でも医療従事の有資格者でもないただの当事者一個人です。
あくまでも個人の感じたことや体験したことなので、詳しいことや判断はきちんと先生にお任せして先生の指示を仰いで信頼できる先生を信じて欲しいと思います。
先生を心から信じられるかがかなり治療へのキーポイントになると私は思います。
個人の当事者本人の体験談、考えとして色々読んで頂けたら嬉しいです( ⁎ᴗ ᴗ⁎)ஐ♡🍀~ஐ
~訪問診療に切りかえた話(自分)へつづく~