こんにちは。
絶賛自宅療養中のエビあゆです。
お気づきの方もいらっしゃるでしょうか?
コロナ陽性自宅療養を機に
今までの重〜い腰をあげて、
「1日1つまずは3ヶ月毎日記事を書いてみる」
というチャレンジを1人試みています。
先ずはブログ更新しなくては何も始まらない。
元々はInstagramが長文過ぎて見づらいので、そうだブログを書こう。
ブログなら長文でもいけると思い立ったのが始まりです。
ブログ自体が自分の歴史になるし、
育児記録になるし、
就学に向けてASDという特性のある子の育児記録になる。
きっと続けることに意味がある。
細々と続けていけるよう思いついたことや日々の記録はどんどん記事にアップしますね。
…とはいえ、ど素人なもので。
今日は何を書こうかな?
何を書いたらいいだろう…と毎日頭を捻っています。
今日はTwitterからひとつ。
こちらはフォロワーさんのツイートです。
個人情報にもなるのでお名前等は伏せてあります。
そしてこちらが、私のRT。
このやり取りを通して、
ふと思い出すことがあったので、
今日は「柳に雪折れなし」について考えてみようと思います。
大昔になります。
今から約22.3年前でしょうか。
若干20歳の私が鬱を発症した当時、
それはそれは精神科や心療内科の敷居は今よりもエッフェル塔級に高いものでした…。
考えてみてください。
2000年問題とか言ってる当時。
まだドコモだってやっとiモードが出たかな?
それでも携帯電話は白黒の文字のみ。
折りたたみ式のパカパカが出たとかで喜んでるような時代です。
携帯電話はまだポケベルに毛の生えたようなもの。
メッセージのやり取りも120数文字Twitterかよ?!っていう文字制限もあったのです。
確かメール送信も有料だったし。
電話オンリーな使い方が主流。
精神科のホームページなんて出してるところも
見れるところもほぼなし。
勿論クチコミなんぞないし、
どうやって精神科を探す???
タウンページだよ!!!😭
あの分厚いタウンページをペラペラしながら
それっぽい標榜掲げてるところを探す原始的なやり方。
タウンページで探して
ひたすら初診について電話で問い合わせるのです。
若干20歳のピチピチの大学生の女の子が、
1人で当時の分厚くて重たいタウンページペラペラしながら、
ピックアップして精神科や心療内科を探すんです。
病むわ。
病んでるのにさらに病むわ。
今ですらちょっと仕事に疲れてしまいましたという
サラリーマンやOL、主婦などの一般の方々が、
風邪ひいたら内科へ行くくらいのノリでかかれるようになった心療内科。
当時はまだまだ通ってる人も少ないし、
どちらかと言えば重症の方も多く、偏見の塊でした。
当然通いたいなんて家族や周りの人にも言い出せません。
今でこそメジャーな存在になった
日本人で知らない人はいないであろうメンタルヘルスの王者うつ病も、
当時は知る人もほとんどいませんでした。
うつ病かもしれない…なんて呟こうものなら、
「ウツ??なにそれ美味しいの?」と真顔で本気で言われてしまうような時代です。
私が具体的に発症しだしたのは1999年なんだけど、
90年代後半、うつ病を始めとするメンタルヘルス系疾患は認知度が全然足りなかった。
もちろん発達障害なんて言葉は存在していたのかすら不明なほど、
一般的には多くの人が知らない時代でした。
なぜそんな時代に自分がうつかも…?と気付けたのか、
それもアナログ。本で調べました。
当時うつ病に関する本は1冊に2冊がやっと本屋さんにあるくらい。
そのうちの1冊。
作者さんも鬱になり、
その体験からどうやって通院するか、
通院したあとの手続きや社会福祉制度に至るまでを網羅してくれた素晴らしい書籍があったのです。
残念ながらタイトル名も著者名も昔過ぎて忘れてしまいました…😢
当時とても助けられた本なので、調べたり思い出したらまた追記します!
今で言う自立支援医療制度は
当時は通称「32条」という制度でした。
現在では「32条」を知る人もなかなか少ないと思います。
そんな時代からメンタルヘルス系とはかれこれ約22年間のお付き合いがある私です。
…前置きが長くなりすぎました。
話を戻します。
当時参考にしたその本に
今でも心に残っているのですが、このことわざに近いことが書いてありました。
「柳に雪折れなし」
意味は、
【柳の枝はよくしなうので雪の重みで折れることはない。柔らかいものは、堅いものよりかえってよく持ちこたえるというたとえ。】
大きな太い一見強そうに見える幹や枝も、
雪が積もったり強風でポキッと折れやすいかもしれない。
でも柳のように細いか弱い枝でも、
どんなに風に吹かれてもしなやかに揺れながら元に戻る…
みたいな内容だったかと思います。(うろ覚えですみません。)
転じて、一見悩みなどなさそうで何事もポジティブで逞しい人ほど何かの挫折でポキッと折れやすいのかもしれません。
しかし、うつなどメンタルヘルス系疾患やそういう経験のある方は、一見すぐ折れてしまいそうなか弱さがあります。
しかし、逆境に揉まれた経験が糧となり風に吹かれてもしなやかに強く生きていけるのかもしれません。
当時20歳の私はそんな風に解釈した覚えがあります。
我が子達は男子2人。
男の子はよく昔から、
太い幹のように力強く逞しく生きることを願われたりしますが、
どちらかと言えば柳のようにしなやかに生きてほしいな。
発達障害があればなおのこと。
繊細な発達凹凸の特性。
傷つく事も、辛いことも、どうして?と思うことも沢山あるでしょう…。
でもそんなとき、強くなくてもいい。
しなやかでいいんだよ。
折れそうになっても、風に吹かれてもまた戻ってくればいい。
辛い時、折れそうな時、
人に助けてと言えること。
他人に助けを求めることを恥ずかしいとか思わないで欲しい。
自分の限界がちゃんと分かってその前に
助けを求めることは恥でもなんでもない。
ひとつの大切な手段であり、
助けを求められるのは強みです。
そんなことを身をもって教えていけたらなぁなんて
ひとつのTwitterからふと思い出した
出来事でした。
最後にひとつ。
私は見ていなかったのですが、
朝ドラ「とと姉ちゃん」にも同じような一節がありました。
『人生は柳のようにあれ』
長い人生の中
nhk「とと姉ちゃん」より
嵐が起こり
強い風が吹きすさぶ
そんな状況が来ても
柳のように
しなやかに耐え抜けば
やがて
青く晴れ渡る
青空が戻ってくる
とても胸に響く言葉です(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
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