こんにちはエビあゆです。
ASD(自閉スペクトラム症)の長男4歳、ASDグレーゾーンの次男2歳を育てているアラフォーママです。
自身もASDとADHD(注意欠陥多動症)を抱えております。
はじめに
私の最近の悩みごと。
ブログでは発達障害のことを発信すると医療の領域にかかってきてしまうため、収益を目指すことはとても難しくなってしまいます。
このことでずっと悩んでおりましたが、
「参考になる」
「これからも発信し続けて欲しい」
「きっと救われる人がいる」
等の励ましのメッセージをたくさんいただきました。
発達障害の発信をお休みしている間にも、多くの方々からあたたかいメッセージをいただきどうもありがとうございます。
このブログは収益第一ではなく発信用として多くの方々に発達障害について知って貰うこと。
そして、同じように発達障害や発達障害育児で悩んでいる方々のためになることを目指していこうと思います。
雑記ブログとして様々なネタを取り上げつつ、これからまた発達障害についての記事も増やしていきますね。
今後ともよろしくお願いいたします。
この記事でわかること
さて前置きが長くなってしまいました。
本日は、
「発達障害、変化に弱いASD、
新年度は大変だよスペシャル」を書いていこうと思います。
大人の発達障害の方ももちろんですが、特にお子さん。
変化を迎える新年度や新学期、大変ではないでしょうか。
かんしゃくが増えたり、できていたことが出来なくなってしまったり…。
我が家の長男も然り。
今日はそんな長男の困りごとを交えて新年度(新学期)の対処法をお伝えしていきます。
◎新年度(新学期)癇癪が増えた
◎新年度(新学期)になってから登園渋りが増えた
◎新年度(新学期)に入ってから荒れている
◎新年度(新学期)になってから試し行為が増えた
クリニックの先生と心理士さんの心理相談で伺った内容を分かりやすくまとめていきます。
長男の困りごと
最近、こんなことがありました。
療育の送迎から帰ってきたときに玄関先でひっくり返って癇癪。
マンションの柵をガンガンけり飛ばす素振り。
「帰りたくないー!!!」と大暴れ。
療育の先生が機転を効かせてくださり、もう一度、送迎車に連れていってくれました。
そして他のお友達を送ってから1番最後に長男を送ってくださいました。
その頃には切り替わりクールダウンできていた長男。
本当に先生に助けられました。
その日は眠いのもありその後もフンフンしていて大変でした…。
ひっくり返って暴れながら
「ママキライ!」「ママのうそつき!」
「だってママがぶったから!」と根も葉もないことを言って泣いたり…(涙)
こちらも泣きたくなりました。
仕事中のパパからのLINEテレビ電話で少し気持ちが落ち着いたのか、
やっと切り替わりいつものゲームをはじめた長男。
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新年度に入り、このようなことが結構増えました。
寝起きや眠いときにも癇癪が多いです。
新学期の長男の困りごととして
・癇癪が増えた
・試し行動が増えた
・ウソをつく
・反対のことを言う、あまのじゃく
などがあります。
それでは、順番に対処法&対応策を書いていきます。
発達障害【ASD】新年度に癇癪が増えた原因
発達障害のなかでもASDは特に変化が苦手です。
4月は様々な変化があり、新年度特有の周りの忙しない感じなどとても敏感に感じ取っています。
例として長男の新年度の変化をあげると
・クラスは持ち上がり
・クラス替えはなし。
・先生は2人、1人は新しい先生。
・教室が変わった。
・療育で新しいお友達が数人増えた。
大人からみるとそんなに大きな変化はないのですが、本人にとってみると、とても大きな変化なのかもしれません。
今まで先生がやっていたことも少しずつ「自分でやりましょう」ということが増えてくる時期でもある、とクリニックの先生は仰っていました。
こういった園で行うことの変化もなじむまでに時間が必要だったりします。
発達障害【ASD】試し行動の裏側は…?母子分離不安。本当の気持ちは寂しさ。
最近増えてきた保育園の教室への入り渋り。
何度も何度もタッチを求めてきて中々教室へ入ろうとしません。
理由を聞いても「だって1人はこわいから」「ママとお家にかえりたい」と言うばかり。
もっとママといたいという母子分離不安が大きくなってきています。
ただいま2歳の次男が絶賛ママママ期。
後追い期ならぬ、ママにベッタリ期です。
弟がくっ付いている姿を見て
もっとママといたい、ママにくっつきたい。。。
長男は、きっとこちらが思う以上のさみしさを抱えているのでしょう。
クリニックを受診した日は、次男は保育園。長男はパパとママを独占状態。
この上ない笑顔で、はしゃぎまわりクリニックに行くのを指折り楽しみにしていたほどです。
また帰宅後は
「○○クリニック、楽しかったね!」と
ニコニコ。
こういう長男だけのスペシャルデイを作ってあげるのが1番です。
赤ちゃん返りの時の対応と一緒ですね。
毎日の時間のなかでも、次男がパパとお風呂入ってる隙に長男だけのママと二人の時間をつくってあげたり、お風呂で2人きりの時間をつくってあげるのもよいと伺いました。
その際のポイント。
予め予告してあげることが大切。
「今から5分間○○(長男)だけの時間だよ」
「○○(次男)がお風呂からでてくるまでママとイチャイチャタイムだよ」
と予告してあげてから2人きりの時間を過ごしてあげるのが大事です。
そうすると、ママが自分のために時間をつくってくれたんだ!と伝わりやすく、本人の満足度も嬉しさもあがります。
発達障害【ASD】ウソをつく、ウソをついたときの対応
最近困った言動のひとつにありもしないことを言うと言ったものがあります。
「ママがたたく!」
「ママがたたいた!」
「ママのうそつき!」
などなど…。
怒鳴ってしまって後悔することはあっても手を挙げたことは1度もないのに。。。悲しいな。
この場合は2点の対処法があります。
◎基本的に不機嫌な時に八つ当たりで言ってる時はスルーする。物理的に距離をとって刺激を減らす。
※大人の注意を引く注意引きでやっている場合もスルー。
◎注意引きの場合、周囲の反応を薄くしてもらう。ポジティブなやりとりを増やしていく。
詳しくひとつずつみていきましょう。
〈八つ当たりでウソをついている場合〉
本人の虫の居所が悪く、イライラをぶつけると同時にうそをつくとき。
そんな八つ当たりの嘘の場合、基本的には対応策はスルーが1番です。
「ママがたたいた!」
「ママのうそつき!」
と根も葉もないことを言われても
「ふーん、そうなんだ」とスルーでOK。
このような八つ当たりの場合は、
「そんなこと言われるとママは傷つくよ」だとか、
「そんなこと言われたら悲しいな」など、教育的指導はいりません。
本人はママが傷つく、ママが悲しくなる。
そんなこと分かったうえでわざと言っています。
わざと言っている時に教育的指導のような事を言い、相手にすると余計にエスカレートしてしまいます。
「ふーん、そうなんだ」でスルーしてもしつこかったら物理的な距離をとりましょう。
「ママはトイレにいきます」と伝えてトイレに逃げ込んでよし。
本人の前からいなくなることは、本人の刺激を減らしてあげることにも繋がります。
こうやってスルーしていると、一時的にしつこくなる可能性もあります。
一時的にしつこくなっても、しつこくすればママが構ってくれると誤学習しないよう、スルーを徹底します。
〈注意引きでウソをついている場合〉
こちらの対応は4点あります。
◎スルー
◎大人の反応を薄くする
◎何か理由があっていっているのか推測する
◎別の言葉にすり替えてあげる(言語化)
ひとつずつ理由を含めてみていきましょう。
「ママキライ!」「ママがたたく!」など、よりインパクトの強い言葉を使って大人(相手)の注目を引いています。
そうすると、大人の反応も大きくなり会話が弾むことが本人にとって嬉しいことになってしまいます。
そうやって大人の様子を観察していることもあります。
ウソや想像のことを言って、大人の反応が大きくなることを段々と分かってきて学習してくる年齢(年中さん)です。
また、本人の根底にある気持ちの裏は、
「注目してほしい」「かまって欲しい」だったりもします。
こういった場合は、大人側が何が言いたいのか推測して別の言葉にすり替えてあげます。
基本的には、注意引きでウソを言う場合、周囲の反応を薄くしてもらう。
大人側がおどろいたり、会話が弾んだり、本人にとって良い反応がかえってくるとウソをつくことが強化されてしまいます。
逆に「~できたね!」「がんばってるね!」などと良いことでのポジティブなやり取りを増やしてあげるのが大切です。
以上、ウソをつく場合についてまとめました。
この「ママがたたく!」などインパクトのある言葉を言う場合、
周囲の関係者の方々に事前に「最近よくこういうことを言っています。ビックリしないでください」と予め伝えておくほうがいいとのこと、
私も連絡帳で保育園と療育の先生にお伝えしました。
発達障害【ASD】反対のことを言う、あまのじゃくの場合
「マックがいい!」
「マックやだ〜!!」
じゃあマックは行かないよと言うと
「やっぱりマックがいいー!!」
エンドレスに続くやり取り…。
このようにあまのじゃくで反対のことを言う場合。
こういう場合は、本人のなかでも中間の迷う曖昧な気持ちがあります。
どっちにしようか決めかねているので、決められるまでつきあってあげる。
「どっちでもいいよ、ママまってるね」と決まるまで待ってあげることが大切です。
まとめ
新年度、進級してから荒れ気味だった長男。
困ったものだ…と頭を抱えておりました。
しかし、こうして専門家の先生方に相談してみるとその根底にあるのは、母子分離不安だったりさみしい、かまって欲しい気持ちでした。
目の前のことに大変でいっぱいいっぱいだと、なかなか気付いてあげられない本人の本当の気持ち。
本当の気持ちに気付くと愛しさで溢れてきました。
もっともっと長男との時間もたくさんつくってあげて気持ちに寄り添ってあげたい、と反省です。
困らせたくて困った行動をとってるわけじゃなくて、本人が1番困ってるんだよね。
それを忘れずに対応していこうと思います。
以上、新年度の困りごとへの対処法を長男の例を交えてお伝えしました。
同じように困っている方々の参考になれたら嬉しいです。
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