先日、初めて長男の就学相談へ夫婦で行ってきました。
担当の方はベテランの男性。
ASDの特性にもご理解があり、話していてとても頼りになる感じのご担当者様でした。
【支援級?普通級?夫婦の意向】
早めに着いたので、相談前に夫とそれぞれの意向についてもう一度話し合いました。
夫としては情緒級スタートがいいんじゃないかなとのこと。
私も賛成。
ただ、難しいのは長男の場合、教えていないのに平仮名、カタカナ、漢字、英語が読める、足し算が出来る…
おそらく学習面ではついていけてしまうので普通級でも行けてしまいそうなところ、見極めが非常に難しいと思います。
保育園でもお友達とのトラブルなし。
普通級でもいけてしまうだろうな、というのが正直なところあります。
ただ母の勘で、あまり頑張らせすぎない方がいいなと思います。
頑張るとは、努力とか忍耐とかそういうのではなく、長男の場合、定型に擬態して過剰適応を起こしてしまう恐れもあるということです。
今年度からずっと受けてきた発達支援保育が解除されましたが、保育園でもきっととても頑張っているのだと思います。
外で頑張っている分、家で爆発してしまうタイプ。年度変わりの新年度にはやはり環境の変化で、家では荒れていました。
弟から手を出すのでそれも問題なのですが、加減をしらずやり返してしまうこともしばしば。
手足の出る兄弟喧嘩があまりに酷いので私もイライラが止まらずみんなでしんどい4月でした。
本人も「辛い…」ともらすことがあり、ちゃんと辛いって口に出して言えるのは凄いことです。
しかし頑張ってる分辛いんだよね。
環境の変化と言っても、先生もお友達もみんな持ち上がりのクラス。変わったのは教室だけ。そんな些細な変化でもデリケートな長男。
今の担任の先生は2歳児クラスからずっとお世話になっているとても信頼のおける先生です。
小学校になれば、先生もちがう。お友達もみんな知らない子ばかり。
そんな大きな変化の中、長男を頑張らせすぎてしまうのは危険だと思っています。
できるだけ最初は少人数でスモールステップから…という私たち夫婦の意向。
【就学相談の流れ】
よくネットなどで、就学相談でこちらのクラスの方がいいですよ等と誘導されてしまうかと心配しておりましたが、初回の今日は丁寧にヒアリングしてくださって意向も尊重していただきとても安心しました。
この後の流れとしては簡単に、
①初回就学相談(本日)
②学校見学
③担当者の方が保育園を訪問し長男の様子を視察する
④現在クリニックで受けている発達検査の結果が出る頃、担当の方からお電話。
結果報告と意向の確認。
⑤教育支援委員会の審議
⑥審議の結果を踏まえた就学相談
⑦手続き
大雑把な流れとしてこんな感じです。
私たちの地域では、情緒級や支援級に入る場合は診断書なども必要なようです。
【学校見学、新入生に通級はなし】
来月はいよいよ、学校見学です。
学区内の学校は、支援級も情緒と知的があり通級もあるという選べる環境。
今クリニックで受けている発達検査の結果が、前回2歳で受けた時より上がる可能性もあり、また下がる可能性もあり。
もし下がった場合の可能性も考慮して知的学級と情緒学級の両方を見学する予約を入れました。
長男の場合、発達ゆっくりさんというよりも発達凸凹さんという方がしっくりくる凹凸が激しいタイプなので、どんな結果が出るかまだわかりません。
ちなみに今受けているのは、ウィプシィという就学前に受ける発達検査です。
就学相談の担当者の方も、検査結果とあと半年ほどの本人の伸びで普通級の可能性もありうるかもしれないと仰っていましたが、なんと、我が地域では1年生に通級は行っていないとのことでした😳
普通級になった場合は通級かな、なんて漠然と思っていましたが通級は1年生ではやっていないとのこと。本人の混乱を防ぐためなのだとか。
通級は、在籍は普通級で週に一度の割合くらいで支援級などで支援を受けるというものです。療育のイメージでと仰っていました。うちの地域では、そのくらいの頻度の支援で大丈夫だというのが通級の判断基準のようでした。
それを聞いた時、情緒一択かなと思いました。週一か…。
通級ってほぼ普通級やん。
週一の支援と考えると、新1年生、環境も大きく変わるのでもう少し手厚い支援があると安心かな。
そう感じた直感と、あとは、実際に学区内の小学校を見学してみてからかなというのが今のところの気持ちです。
また、通級に通うには狭き門で定員が決まっているとのこと。
情緒級や支援級は、定員は決まっておらず児童が増えれば先生を増やすと仰っていました。(うちの市の場合です。自治体によって違う可能性あり)
【まとめ】
今回初回の相談で伝えたのは、
◎環境の変化に弱い
◎こだわりがつよい
◎外で頑張ってしまう
◎何かをやる時に見通しが必要
伝え忘れてしまったことは、
◎手先の不器用さが少しあること
(逆に器用な部分もあるけれど不器用な部分も凹凸あり)
これから就学相談を受ける方は、メモなどをして伝え漏れのないようにすることをオススメします。
就学先を選ぶ際、
最大限この子の能力を引き出せる環境ってどこなんだろう、学校が好き、お友達といるのが楽しい、お勉強が楽しい…
学校って楽しいところだなと本人が心の底から思える環境ってどこなんだろう?
そういう視点も忘れずに選んでいけたらなと思います。
保育園選びもそうだったけれど、母の勘は強し。
実際見学すれば、本人に合うかどうか直感でわかるかもしれません。
来月はいよいよ学校見学。
私たちの時代とはちがう現代の支援級はどんな感じなのか、いっぱい悩むと思いますが今から楽しみです。
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