【発達障害 当事者が語る こんな風に育ててほしかった。親にして欲しかったこと。して欲しくなかったこと】 1番病・勝ち負けのこだわり・白黒思考~頑張らなくてもいいんだよ~

ASD

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こんにちは(*^^*)
長男のクラス閉鎖も無事終わり2人揃って久々の保育園登園。
ホッとしているエビあゆです。

今日は、インスタで参考にさせて頂いている私の大好きなおまめさん。

おまめさんの記事「勝ち負けへのこだわりが強すぎる」という記事にコメントさせて頂いた内容を加筆修正してお送りします。


おまめさんに、インスタのご紹介とコメント内容の掲載許可を頂きました。


おまめさんの記事は夫婦で参考にさせて頂いております。
いつも考えさせられる内容でnoteも共感しまくりです。
優しくて素敵なお人柄がとてもよく現れていておまめさんの書く文章もインスタのご投稿も大好き(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
お子様とも真摯に向き合いながらたくさん勉強もされていて心から尊敬しています。


埋め込みがよく分からないのでうまくリンクが貼れないかもしれないので、
おまめさんのアカウントをご紹介させていただきます。

𝐈𝐧𝐬𝐭𝐚𝐠𝐫𝐚𝐦→@omame_taro

読書家のおまめさん、私も本が大好きなので本のレビューもワクワクしながら拝見しています(*^^*)

おまめさん、いつも素敵な投稿どうもありがとうございます😌❤️❤️




それでは、あくまでも私の場合なのですか、【勝ち負けのこだわり】と【1番病】の部分からお話したいと思います。

【勝ち負けのこだわり】

【1番病】

ASDとADHDを併発してる自分自身を振り返ると1番病大きくなるまで比較的残りました。
でも悪いことばかりでなく、勝負事、部活や試験などでは逆にモチベーションになっていました。

それでほんとにある科目だけは100点取ったり誰にも負けないぞ!みたいなモチベを保つ、原動力にはなったりします。(なにかの試合とか)

負けた時はキー!悔しいー!ってなるんですが、
次は絶対勝つ!負けてたまるか!みたいに、成長するとただの負けず嫌いになる可能性もあります。(あくまでも私の思春期の頃の場合ですが…💦)

先生からはその当時は特性や発達障害なんて概念すらなかったので、コツコツよく頑張る子と評価されていました。
意外と成長すると利点になったりもするかもです。

【0か100か・白黒思考】

最も要注意なのは、うちの子もあるのですが、
白黒思考が成人後も残るとやっかいかもです😭

対人関係にも反映されてしまうので、ちょっと嫌なことがあると全部この人嫌みたいになってしまうことあります。
元々の対人関係の不安定さに輪をかけてコミュ障具合がアップします…。

主治医からはさらっと流しなさいといわれますが、それが出来なくて困ったりします😢

この人は嫌なところあるけれどこんないい所もあるよね!とか、幼いうちからグレーの思考を植え付けてあげるのって大切だな、と自身を振り返って最近よく思います。

ASDって宙ぶらりんな感覚がものすごく気持ち悪くて…
気持ち悪いので、白黒付けて安心したくなります😢

でもこれ女の子だと摂食障害の二次障害引き起こしたり、
男の子でも鬱病のきっかけになったり…

白も黒もどっちもいいよね、とか「ま、いっか」💡という思考が特に大切なようです。

【ま、いっか】

20年来の主治医が毎度毎度口を酸っぱくして「ま、いっか」「明日にしよう」と部屋に書いて貼っておきなさいと言われ続けました。
ま、いっか思考がほんとに難しいのです…ASDが融通が効かないと言われる所以かもです。

適当でいい、完璧じゃなくていい、まっいっか、明日にしよう、この辺は曖昧な感覚だけど世の中生きていくには大切な感覚かも知れません。

とはいえ、こだわりが強く曖昧が分からない子供に教えていくのは大変ですよね😭😭💦

しかも一般的な教育方針や躾とは逆行しますよね…。
適当でいいよとか完璧じゃなくていいんだよ、とかそれを教えるにも勇気がいるというか(苦笑)

【発達障害当事者が語る、こんな風に育てて欲しかった】

【あいりDXさんのトモちゃんママは理想のママ!?】

インスタに、あいりDXさんという元ナースの芸人さんがいるんです。

私大好きな芸人さんでいつも元気貰えるんですが、その中でも「元ヤンのトモコママ」というシリーズが特に好きです。

元ヤンなので口は悪いんですが、あけすけに明るくてトモコちゃんはこんなママに育てられたら自己肯定感爆上がりだろうな、といつも思いながら見ています。

細かいことを気にしない。
トモコの事丸ごと全力肯定。
トモコのお友達にも優しい。
人情味溢れるトモちゃんママ。

こんな素敵なママになりたい…といつも勉強になっています。

あいりDXさん、本当に天才。
他にもナースの主任シリーズや、怖そうで実は優しい先輩ナースとか個性豊かなキャラが揃っています。

…話は逸れましたが、あいりちゃん演じるトモちゃんママのように、

あっけらかんとおおらかに
ママが細かいこと気にしない、
それでいいんだよと子供に伝えてあげるとか。

しっかりやらなきゃ!しっかり育てなきゃ!とかそういうフィルターや鎧を外して子供と向き合うの大切なのかもしれないですよね。

難しいけど。

うちは完璧主義の白黒思考の私より、おおらかな夫の方がトモちゃんママに近いかも(笑)

きちんとしているのがヨシとされる世の中ですが、ASDがきちんとしようとすると、完璧主義や白黒思考になってやっかいです。

【伝えてあげて欲しい・頑張らなくてもいいんだよ】

頑張りすぎなくていい、(これは潰れる前に伝えてあげてほしいんだけど)、頑張らなくていいよ。
もう十分頑張ってるよ。って。

発達障害で知的のない場合、頑張れば定型のように、場合によっては定型以上に出来ちゃう子って沢山いるんです。

でもその頑張りって必要?
必要以上に頑張らせてないかな?
ってたまに振り返ってあげてほしい。

定型と同じようにできてる時、
定型以上にできてる時、

きっとその子のキャパ超えて頑張りすぎてるから。

場合によっては、定型と同じに出来なきゃいけないとか、「普通」にならなきゃいけない「普通」のフィルターや仮面被って生きていかなきゃいけないって思い込んでることすらある。

頑張る方向性を間違えると、その子を追い詰めかねない。

じゃあ、どうすればいいの?

発達障害の子は頑張らなくていいの?

とかそんな声が聞こえてきそうですが…

学校や園、療育にしても家庭内支援にしても
ポイントはあると思います。

【頑張りすぎない支援のポイント】

◎無理させない
◎我慢させすぎない
◎怒りすぎない
◎叱りすぎない
◎頑張る=正義とか、頑張る=偉いことのような思考は植え付けない
↓↓↓
◎頑張らなくては親や先生、他者に認めて貰えないと思い込む。子供を追い詰める思考です

◎結果にフォーカスしない
◎経過を評価
◎できたことを評価
◎苦手を無理してまでやらせない
◎時には全力で苦手から逃げることを教える
◎親自身が白黒思考を辞める
(例・定型や普通がよいこと、発達は劣ってるなどの考えは一切捨てて!)←みんな気付いてないけどこれ自体が白黒思考、0か100か思考だよ!

◎親自身が、できなくてもま、いっか。
明日にしよう、また明日やろう、それは明日考えようなど、柔軟な思考を持つ

◎親自身が適当になる(発達さんを育ててる親御さんは責任感とても強くて皆さん頑張りすぎるくらい頑張ってます😭😭😭)もっと肩の力抜いていいんだよ。
子供は親の鏡。ほどよい「適当」やほどよい「まいっか」やスルー力を親から学びます。(うちの親も超完璧主義、白黒思考でした…子供は間違いなく潰れます…)

◎出来ても出来なくてもオールオッケー🙆👌✨
◎あなたはそのままのあなたでいいんだよと丸ごと受け止める。
↑↑↑
これ超難しいよね!
だって親って成長したり出来たことは褒めるけど、出来なかったことを評価する親ってあまりいない。出来なくてもあなたはあなた、それでもいいんだよなんて伝えるの勇気いるじゃん😭
成長止まっちゃうんじゃないか不安になるよね。
でも心配無用。
子供のペースでちゃんと成長していくよ。

◎家でもきっちりかっちり教育と療育をバッチリというよりも、安心できるホッとできる自分をさらけ出せる居場所的空間。お家って居心地いいな、お母さんと話してるとなんだか安心するな、そんな空間を目指す。
↓↓↓
外で頑張り、家で暴れる子。
家で頑張り、外で暴れる子。

色々タイプはいると思いますが、特に外で頑張ってしまうタイプの子は家でも頑張らせてしまうとヤバいかも…。

息抜きできる場所、本当の自分をさらけ出せる場所って大人だけじゃなく子供にとっても大切。24時間睡眠以外頑張り続けることは不可能なので肩の力を抜ける居場所作りって個人的には本当に大切に思います。

※あくまでもここであげたことは、
自身が発達障害を抱え育ってきた結果2次障害を併発し、親にもっとこうして貰えたら未来も違ったんじゃないかな…というものをあげています。
個人差もあると思いますし、医学的根拠というより当事者個人の意見になります。
一発達障害当事者の意見だと思っていただけると幸いです。

【まとめ】

【2次障害が出なければオールオッケー】

子供が生まれる前、産まれたての頃、私の子育ての最終目標は自立すること。

自立した大人になって、自分の足で立って食べていけるように。
元気でいきていけるように。

それが目標だと思っていました。

しかし、今は違います。

『発達障害サバイバルガイド』の著書で有名な借金玉さんが、
ある対談で、こう仰っていたのが印象的でした。

『発達障害の子育ての目標は2次障害が出なければ全部OKくらいの気持ちが発達障害児にはいいと思う』

これ、名言ですよ。
本当に本当に当事者だからこそ私も強く思います。

この言葉を聞いた時ハッとしました。
2次障害で数十年苦しんできた自分を振り返り、やはり最終的に2次障害が出なければ子育てもうそれでオールオッケー🙆👌✨

辛かったもの…。
辛いなんて言葉じゃ済まされないほど…本当にしんどかった。2次障害が1番酷い時には起き上がることもできず、何も口にできず、ただ寝てるだけ。本当に生きた心地がしなかった。
2次障害のことはまたおいおい書いていこうと思います。

自立も大事だと思う。
でも心と体の健康が1番大事😭✨

心と体が不健康だと自立なんて出来ません。全て雪崩のように総崩れです。

『2次障害が出なければオールオッケー🙆👌✨』これを目標にすることにしました。

今でも家事が思うようにいかなかったり、なんで発達障害なんだろう?なんて思うこともあります。

でもやっぱり、当事者だからこそ、親にこうして欲しかった、これはやめて欲しかった、リアルに分かります。
言わば、発達障害児の育ち方として自分自身の半生で見通しが立ってるのです。

見通しがないと不安になるASDにはありだかい。
ただ、ひと口にASDと言っても十人十色、虹色。
全く同じ人は誰一人にいないと思うので、自分がこうだったからこうだとか、こうしなさいとかは、あまり息子達には当てはめすぎたり押し付けたりしないようにしていきたいです。


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