ASDの特性 【予期せぬ出来事、急な予定変更 見通し、ルーティンへの不安こだわり】 大人の場合

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【大人になっても残り続けるASD特性】

 

  1. 予期せぬ出来事


ASDの特性で

「予期せぬ出来事(予測不能な出来事)にパニックになる」

「見通しがないと不安」

「ルーティンを崩されることに苛立ち不安」

などがあります。

これ、大人になるまで残ります。

正しく私がそうです。


予期せぬ出来事が突然あると易刺激性が刺激され

パニック、苛立ち、怒り、突然の噴火など…

とにかく超超超ストレスです🥺


例えば、

自分の中でこの洗濯終わったらSEIYUへ買い物に行こうと決めてるとします。

そんな折に母から「今から行くわね!」と突然電話が来ます。

めっちゃイライラします。

自分の中ではもうSEIYUへ行くことがインプットされて脳内プログラミングされています。

しかし、実母が突然来ると言い出したことによって

洗濯中にそれが阻害されます。



いつSEIYUに行けるか分からない、

SEIYU行く時間がなくなるかもしれない、

何時に来るんだ、

実母が来るまで待ってなきゃいけないじゃないか、

待ってる間何してたらいいんだ、

すぐSEIYU行けたはずなのに…!

これだけのことが頭の中ワーッとなります。



何度も実母には前日に何時頃来る伝えてくれ。

何か予定入れる時は前日までに言ってくれと頼んでますが…

最近は落ち着いてきたかな?

以前は何度伝えても突然突撃隣の晩ご飯的な訪問で辟易していました。


このように

突然遊ぼう!

突然出かけよう!

突然行くね!

等の急なお誘いも苦手だったりします🥲

前もって言って~😭😭😭

せめて24時間前に…

当日になるとその日の予定が自分のルーティンになっちゃうんだよ…

って感じですヾ(=д= ;)


子供の急な体調不良 小児科受診時のポイント

また、予期せぬ出来事に不安になる点に関しては、

子供の急な体調不良にパニックになりやすいです。

ルーティンは崩れるのは当たり前のこと、

予期せぬ出来事(癇癪が多くなるとか病状など)によっては対処法も多岐にわたり変わるのと、

素人には判断でき兼ねることも多々あるからです。



てんかん発作や熱性けいれんなんかは、

かなり衝撃的な状態になるので、特性の無い定型のママでもパニックになると思うけど😭



なので、必ず小児科受診する際は、

◎どういう時にまた再診するか

◎どういう状況になったら救急車を呼ぶか

◎どういう状態になったら時間外でも受診するか

◎またこのような発作(などの症状)が出た場合の対処法

を絶対に聞きます。

ASDの特性として予期せぬ出来事などにパニックになったとしても、

見通し(どうすればいいか)が立っていればその通り遂行できることもあります。




つまり、自分の脳内にルールや知識、

スケジュールとしてインプットしてあればその通りに遂行することは可能ですし、

意外と落ち着いて対処出来たりもします。

逆に言えば脳内プログラミングされてないことは出来ません。


なので、子供が突然痙攣起こしても



◎まず時間を測る

◎様子を動画にとる

◎呼びかけに反応しない、意識なければすぐ救急車

◎意識あっても5分以上続く痙攣ではすぐ救急車



と、医師が言っていた。



という事実がインプットされてれば、意外と冷静に動けます。


この「医師が言った」というのもポイント。



意識戻ったのに救急車呼んでいいのかな?

救急車ってもっと重症な方が使うものなのに呼んでしまっていいのかな?

と躊躇しがちだけど、「お医者さんの指示」という明確な答えがあれば、

「なんで呼んだの?」なんて聞かれても「医師の指示です」と言える。

自信を持って呼べます。

(実際呼んで正解なので、なんで呼んだの?なんて言われません😅💦)





【予期せぬ出来事や急な予定変更への対処法】


予期せぬ出来事や急な予定変更への対処法としては、

基本ASDの子供の場合の対処法と一緒だと思います。



◎周りの方や家族に前もって予定が変わる可能性があることを伝えてもらう

(この一言があるのとないのとでは全然違う)

◎口で言うだけでは消えてしまうので、視覚優位の特性から視覚支援。

スケジュール表等に予定の変わる可能性のある部分に「!」びっくりマークを入れてもらう。口頭ではなくLINEやメール消えないもので変更の可能性を送って貰うなど。

◎もし変更になった場合どうしたら良いか、を伝えてもらう。

◎それでも変更になってしまった場合や、見通しなく変更になった際には、静かな落ち着いた空間に移動して

・これから起こること(これからの予定)

・これからすべき行動

を端的に短く、時には絵や字、図を使って視覚的に伝えてもらう。


これでパニックはだいぶ予防できるかと思います。


子供と違うのは、先に小児科受診の例に示した通り、自分から対処することも可能なこと。

もし予期せぬ出来事が起きた場合、どうしたらいいか自分から予め指示を貰っておく。


これは仕事でも使えます。

無茶ぶりする上司、気分によって理不尽な指示を出す一貫性のない上司などにも

自分から予防線貼ってメモしながら念押し確認してれば、

指示通りやりましたって言えたり🤣(実際そう対処してたことあります。笑)


一緒に暮らす家族は、

◎予め決まっている予定や変更の可能性のある予定には必ず一言前もって伝えておくこと。

◎不確定な予定にはこれ通りに行かないことを説明しておくこと。

◎予定変更した場合の対処法。

◎これらを言葉で伝えるだけでは頭に入らないので、書く。

・文字でも絵でもマークでも、必ず書いて視覚的に伝えておく。

・大人ならLINEやメールも有用。


◎予めスケジュール表に、びっくりマーク「‼️」を付けて

ここが変わる可能性あるからねと視覚的に訴えかけておくこと。



……めんどくさいかもしれないけれど、

突然のパニックや大噴火、イライラや発狂などの大人の癇癪を防ぐには本当に有用なので、

ASDのパートナーと暮らしてるそこのあなた、是非ともやってみてね♡




今日の格言

「予期せぬ出来事は予期できる出来事にしておこう」



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