【発達障害グレー時代・発達障害の保活記録】 【発達支援保育について】

ASD

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みなさん、こんにちは(*^^*)
今日は登園渋りなくスムーズに登園できてホッとしているエビあゆです。

果てさて…今日は22℃と肌寒く
もう9月ですね。だんだんと秋も深まってきたのかな?まだ残暑は続くのかな…。

この時期になるとふと思い出すことがあります。

そう 、【地獄の保活】!!!

発達障害さん向けの激戦区保活は
もうトラウマレベルです😭😭😭😭

そろそろ保活の時期だよね。
去年は訳あってこども園(幼稚園)のプレ保育も体験しました。

時期的にこの辺りの体験談を記事にしてみようかな?と思います。

これから保活のみなさん、無理せず頑張って!!エールを込めて執筆します。


私の保活体験。
一言でいえば…


二度とやりたくないっ!!!!


そう思い、2人目の時は保活しませんでした。
早生まれだったので妊娠中に仮申請を提出。兄と同じ保育園なら兄弟加算ポイント(兄弟加点)が貰えます。うちの市は確かプラス2点。
この2点は激戦区では大きいです。
月齢が低い入園になるため一瞬迷いましたが、長男の1歳児4月入園でめちゃくちゃ苦労したので、2人目は入りやすい0歳児4月入園を目指しました。

妊娠中、保健師さんも家庭児童相談室の担当者さんも0歳児4月入園がベストとのお答えでした。

なので次男は見学も保活もしていません。
すんなりと兄と同じ園に入園できました。



はてさて…

気になる長男のときの保活レポートです。

自治体によって制度が違うと思いますが、合計18ヶ所の保育園に見学に行ったエビあゆが
発達支援保育(うちの市の場合)について分かりやすく解説したいと思います。


【⚠️注意点】
※長男の保活は2020年度4月入園に向けてでしたので今から3年前になります。その頃と制度など変わってる可能性はあるので、保育認定課等で必ずご確認ください🙇‍♀️

※また、保活に関しては点数の付け方から制度まで自治体によって異なる点が多いと思います。必ずお住まいの自治体にご確認をお願いいたします。




【発達支援保育・申込の流れ】

(うちの市の場合です。発達支援保育を実施していない自治体もあるかもしれません。)

◎お子様の発達に不安がある場合

◎保育認定課で先ず相談
(申し込み時に包み隠さずお話することをオススメします!後述しますが、特性を隠して入園すると制度や理解のない園だと退園させられるケースも多いそうです。)

◎詳しい発達支援保育の申し込み方法を市の職員から教えて貰います。

◎市役所の保育園認定課で公立保育園管理課の看護師さんに子供の様子を見ていただく。

◎体験保育が必要かどうか看護師さんがお子様の様子と保護者からのヒアリングで判断

◎体験保育が必要と判断された場合
↓↓↓
◎観察保育という【体験保育】を1週間、1番近くの公立保育園にて行う。

※体験保育とは?…実際に1週間午前中だけ保育園を体験し、その時の子供の様子を市の専門家の先生方に見ていただきます。専門家の先生方が最終的に発達支援保育が必要かどうか判断します。
保護者はエプロンに三角巾、マスクと変装して廊下から子供にバレないよう子供の様子を見学します。
(※今はコロナ禍なので変更の可能性があります。)

◎後日市から発達支援保育が必要かどうかの判定のお手紙が届く。

◎発達支援保育認定されると、調整点の加点は2点加算されます。(激戦区でこの2点は大きい!)



【発達支援保育の注意点】(うちの市場合)

◎発達支援保育が必要と認定された場合は、市内の発達支援保育を行っている園にしか申し込みが出来ない。

◎公立保育園→全て発達支援保育を行っています。
◎私立園→1部の私立保育園で実施。バラツキがあります。距離的に通えない距離の可能性もあるので要チェック。実施の有無は各園が載っている保活のしおりに書いてあります。

◎発達支援保育が必要と判定された場合、公立保育園を中心に希望を記入することになると思います。

◎保活は申し込みする全ての園に事前に見学に行く必要がありますが、公立保育園はどこもカリキュラムが同じため、1つの園に行けばOKでした。(私は実際の距離や園の様子を見たかったので、申込記入する園は全部見学しました)

◎体験保育の日程が保活申請締切日前後の場合

発達支援保育の日程が保活の申込締切日近くになってしまう場合、先に気になる園の見学だけを済ませておく。

その際には各保育園の園長に発達支援保育が必要かどうか体験保育を受ける予定だと伝える。

発達支援保育(発達障害)の可能性があるが、それでも入園可能かどうかを一つ一つの園で園長に確認をとる。

申請用紙に入園可能な希望園のみ記入。

※この部分は保育認定課からかなり念入りに言われました。必ず一つ一つの園の園長先生に申請用紙に記入可能か打診してくださいとのこと。
やはり発達支援保育となると、支援保育を実施していない園だと入園決定後にお断りされるケースも多いそうです。



【実際の公立保育園の発達支援保育について】

※園やその子その子によって対応は違うと思いますがご参考までに記載します。

◎長男の場合は加配の先生は付いていません。

◎先生の人員は去年の年少さんより多くなっている気がします。(担任の先生が3名)

◎定期的に園長、主任、担任の先生方、栄養士さんや看護師の先生など、職員室の先生方みなさんでお時間を作ってくださり、情報の共有、支援内容の確認、園での様子等、話し合いの場を設けていただいています。

◎本来なら連絡帳は2歳児クラスまでなのですが、年少さん以降も療育との兼ね合いもあり個別の連絡帳を続けて下さっています。

◎年に1回、市の専門家の先生方が園での長男の様子を見学にきて、来年度の支援内容についてどのような先生の体制が良いかなど会議が開かれているようです。

私の個人的な感想では、加配はありませんがかなり手厚く見ていただいてると思います。
保育園の先生方もお忙しい中、時間を作ってくださったり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これが発達支援保育のない園に行っていたら…と思うとやはり、最初から正直に発達に不安がある旨を市に伝えておいてよかったです。

発達支援保育があるということは、長男の他にも特性のあるお子様が通ってるということ。

先生方も対応に慣れていらっしゃいます。
長男のように療育の送迎車が園に止まっていたのも何度か見たことがあります。


個人的な意見ではありますが、発達支援保育を実施していない園で、個別に理解を求めるよりも、最初から実施してる園で情報の共有をしていった方が子供にとっても親にとっても負担がないのかなと感じます。

というのも、18軒見学に行き、まだ発達障害の診断が出ていないのに、「うちではちょっと…」という園が本当に多かったこと😭💦当時は泣きながら保活していました。


市の方に聞いた中には、発達支援保育の体制が整っていないのにうちで大丈夫ですよと言い、入園してからやっぱり無理という所も悲しいことにあるようです…😢大丈夫と言ったから入ったのに…なんて言うことも実際にあるそうです。


見学の時点で発達グレーだったり、診断が出ている場合はもう保活に関しては、発達支援保育を実施してる園に絞って見学に行った方が時間も無駄にしませんし、ママのメンタル的にも効率がいいと思います。
(私はメンタル、ズタボロにやられました…)

【発達障害・幼稚園の場合】

あまりにも激戦区で私の障害での申請では点数が足りない可能性もあると聞き、
幼稚園も考えました。

市の方に聞いたところ、
「市内に公立の幼稚園はありません。
全て私立になります。
幼稚園の場合、発達支援は各園の考え方に委ねています。」とのご回答でした。

市で管轄していない分、幼稚園の方が難しい可能性もあると聞いて諦めました。

後々、市の家庭児童相談室の担当者さんに伺ったときには、入園できるのは、その年度によることもあるそう。
前年度や他の学年に支援の必要なお子さんがいた場合、先生が足りなくて次の年はお断りしてる所もあったり、逆に昨年は入れなかったけれど今年は入れたり…ということもあるそうです。

あとはお勉強系では無い方が受け入れ可能性はあるとも聞きました。

元気いっぱい体を動かす系の幼稚園の方が入れる可能性はあるとのこと。

ただこの辺りも年度によったり、必ずこの幼稚園は受け入れがあるとは言えないそうなので、各幼稚園に相談という形で個別にアタックしていくしかないようです。

これは長男の児童精神科の主治医の意見なのですが、
「集団に美徳を感じている園は避けた方がよい」とのことでした。

集団に美徳とは、集団で何かをすることに重きを置いてる園は避けた方が良いというアドバイスでした。集団の規律を大切にするとか発表会が多いとか…

日々の活動でも行事でも「さぁ、みなさん、みんなで一緒に〇〇しましょう!」ということが多い園だと子供本人がしんどくなってしまうようです。

また、幼稚園の場合は保育園より行事が多かったり集団行動が多いため、幼稚園に行く場合は加配必須というアドバイスもいただきました。(あくまでASD長男の場合です)

私の精神科の主治医に相談した時も「保育園より幼稚園の方が人数やクラスが多い分色んなお子さんいるからね。集団行動も多いから過敏なASDの子にとってはちょっと難しいかもしれないね」とのことでした。

ただ、発達特性によっては明確に何をする時間か決まっている方が安心出来るお子様もいると思います。
1口に発達障害と言っても個々に特性は違うので、各自の主治医の意見を参考に選んでいくのが1番かもしれません。

保育園が遠いのでバス通園のできる幼稚園はどうか…と考えたこともありますが、専門家の先生方のご意見も聞き、幼稚園は諦めました。
加配が付くなら幼稚園も視野に入れるところ、見学したところ加配付かないという園が多い…😱💦
加配の有無は各園に要確認です。



【まとめ】

以上、我が市の例として、発達支援保育の申し込みの流れを体験としてレポートしました。
また、実際の発達支援保育はどのような支援を受けているかも簡単にですが記載しました。
幼稚園の場合は?という点にも少し触れました。


以下まとめになります。

◎市内の発達支援保育→公立保育園と1部の私立保育園のみ
◎発達支援保育の認定を受けるには体験保育が必要
◎体験保育は公立保育園で1週間保育体験をして様子を専門家の先生方に見ていただくよ。
◎締切日と体験保育の日程が近い場合は、申込希望園にはその旨を伝えて確認しておこう(後々のトラブルを防ぐため、発達支援の体験保育をする予定だと各園に正直に伝えておこうね)


上記はうちの市の例になります。
各自治体によって違いはあると思いますが、これから保活する方々の参考になれたら幸いです。



長男の場合、特性に親が気付いたのは0歳の頃です。
一般的に赤ちゃんのときに育てにくさを感じない場合、発達特性が出てくるのは3歳過ぎてから先生や親が気が付くことが多いと思います。

入園後に特性に気がつく場合が多いかもしれません。


発達障害の割合は大体10人に1人と言われているので、小学校に入ればクラスに2.3人は発達特性を持ってる子がいるということになります。

それだけ身近な存在が発達障害なのです。

しかし、小学校からは支援級や支援学校、通級や普通級で加配など進路が沢山あるのですが、保育園や幼稚園は発達支援を実施している園が殆どありません。


現場の先生方のご負担や人員確保など沢山問題もあるのだと思います。
もっともっと、就学前から発達支援の体制が身近になって欲しいと切に願います。


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